というわけで点数表はじめます。
無色のマナソースが重要になりそうですので、無色、土地、アーティファクトをまとめて評価するものを最初にのっけます。
例によって各レアリティごとの採点となっておりますあしからず。
無色マナは文中でCマナと表記することがあります。それもあしからず。
無色コモン
8点
マナクリは基本的に軽いほうがありがたいが、この環境は爆速デッキは神がかった完成度の同盟者くらいしか存在できない印象。ゲートウォッチでそれは強化されていないように感じられるので、環境が相対的により遅く、したがって本番であるマナ域である6マナ到達が早くなるのは嬉しい。戦場が開いていれば殴ってからマナを出せるのも素晴らしいし、キャストに無色マナを要しない上に無色マナを捻出することができるのも嬉しいところだろう。色を選ばないマナ加速という点でも評価できる。
7,5点
サイズは控えめで、ブロック阻害も一体幾つ無色マナを必要とするのか分からないがそれでもパワー5回避能力持ちに近い性能で、悪くはない。
無色アンコモン
7,5点
《荒地》がなくても黒、赤の大部分の生物より優秀に見える。
8,5点
軽い除去兼通った生物へのパンプにも使える。無色マナ周りの出方にも依るが色を問わず黒除去が強かった時代の除去が採用できるというその事実がありがたい。
8点
除去できる範囲はリミテでは狭いが、それ以外のモードのありがたさが染みる。最低チャンプブロッカーや一時的マナ加速として使える3番目のモードがあるのであるだけデッキにぶち込んでいいレベル。
無色レア
9点
サイズとハンド補充能力、カウンター能力による一応の除去耐性に回避能力と十分なフィニッシャーだがウラモグのような明確な除去と破壊不能による信頼感はないか。
しっかりグダらせれば10マナは届く環境だし、10マナそろえるには末裔トークンも使うことになるのでダブル無色マナは案外払えるだろうね。
7,5点
素のサイズが悪くないし、後続のパワーを借りて一時的に強化できるのもテンポ的にグッド。マナレシオに優れた欠色、無色生物も多く、前のめりなデッキでは嬉しいかも。先にライフを攻めておくと、膠着時相手が慎重になりやすく、結果本命のキャストまで時間が稼げることもあるので、案外重め戦略とも噛み合っているのかも。
8点
重いしサイズがでかいだけだが、周囲の生物を纏めて膨らませられるのは夢がある。更に実質占術1も後半にはドローの質を上げられるナイス補助効果。しかし、7マナの生物に求められるのは単騎での決戦能力であってこれは噛み合わせが悪いように感じられる。まぁ軽かったら末裔トークンなんかと合わせて簡単にゲーム決まっちゃうからまずいんだろうけどさ。
8点
3マナパワー3で相打ちオッケーな生物はありがたい。リミテではレアらしくない性能というか派手さがないが、確実に損しないそれなりに殴れる序盤戦力ってのはありがたいもんだ。トップが操作しにくい環境なので偶然性が高いのだが、比較的土地捲れる率は高いし、じんわりランパン生物としても機能する辺りも環境とマッチしている。
8,5点
マナレシオよし、能力も除去やボムをはじけてよし。
ナイトメアと違って失ったカードが絶対に戻ってこない(別の何かにはなるが)デザインなのも、基本的にピン刺しでありリミテでは決定的な効果なのがいい。てか4マナ4/4に付いていい能力じゃないって。
8,5点
サイズは凡庸だが擬似警戒、ティム、アタックブロック制限、ドローと多芸に過ぎる生物。
起動に一々無色マナを要求するので、末裔なんかで強引にプレイしたときに起動できない!となる場合もあるが、それでも擬似警戒とティムは機能するのでそれでも十分に見える性能。
9,5点
ただただ雑に強い。無論、リミテではサイズでこいつを上回る生物がライブラリーに眠っていることは多々あることだろうが、5マナという軽さ、速攻の軽快さ、除去を一々ハンデスで損にさせる誘発能力が、そのデカブツの到来までにかなりの点数ライフを奪っていくことが考えられる。なんでCマナゆえのプレイ制限が掛かっているとはいえ、ここまで馬鹿な生物が生産されてしまうのか、理解に苦しむね。
アーティファクト
コモン
8点
マナ加速かつ環境的に垂涎もののCマナファクト。占術も繰り返し起動できるなら1でも結構助かる。無色2マナとタップだけで占術1できてマナも生めて本体も3マナとか、どっかのプリ結にも見習ってもらいたいもんだよ。
7,5点
果敢、怒涛を問答無用で誘発させられるほか、普通に回避能力持ちの強化が狙えるナイス装備。近年の装備品の弱さから見るとこれでも結構強いよな。
8点
2マナのマナ生物でCが生産できるのがありがたい。本体もファクトでどの色でもアクセスでき、この環境のリミテでは非常にお世話になりそう。本体は貧弱だがまぁサイズが1/2で3マナですとか言われるよりはまし。
アンコモン
7,5点
設置がかなり重いが速攻と修正が貰える装備品。装備コスト自体は安いので、相手もそれを前提にした立ち回りが要求される。詰まり攻め手が若干鈍るってことで、それは後続の到着までの時間を稼ぐ見えにくい時間稼ぎにもなる。悪くはない。
8点
重い。あまりにも重いが強化幅がでかいし、威迫も環境的に強くないとは言え嬉しい。まぁ末裔はチャンプで消費するよりマナ伸ばしたい関係で、実際にBFZ遊んでみたらそこまで威迫自体は弱くなかったんだけどさ。
レア
7点
エルドラージこそが上手に使える石鍛冶の最終兵器。エルドラージ・末裔トークンの加護を受けたドローンが文字通り人外の働きを見せることもあるだろう。デザイン的に同盟者を強化したいんだろうけど同盟者より末裔のがどう考えてもプレイしたいし並ぶんだよな。
8,5点
パワーに修正が入るし殴るだけでトークンを生産する能力まで付くのに装備コストがやたら軽い超一線級装備。同盟者が出るのでそういうデッキでも嬉しいし、そうでなくても十分な活躍を見せられるだろう。
土地
コモン
7,5点
正直このカードにこんな点数つけることになるとはって思ってる。メインから有色デッキで機能して、Cまで産出する優良コモンになっちまったよ。
8点
タップインするがテンポロスなく最初は色マナが出て、マナあまりする後半には重い無色マナの起動コスト、キャストコストなんかをまかなえるとかなり嬉しいカード。
7点
他の生物の存在が前提ではあるが、これも有色、無色問わず採用できる優良土地。
7点
基本土地であるためサーチできるのが上3つとの違いであり強み。これを参照するカードも2種類あり、どちらもアンコモンであるので、揃うこともあるだろう。
アンコモン
7,5点
性能にはリミテ的に文句はないのだが、こんなに面白くも強くもないデザインの土地作ってなにがしたいのだろうか。
正直任意でCマナも出せるくらいのことがあってもよかったんじゃなかろうかとすら思う。まぁそれだとリミテでは強すぎるのかもしれないんだけどさ。でもアンコならライフゲイン1点に相当するボーナスを期待してしまうよ贅沢な現代人は。コモンですらそのクラスのカードがあった環境が直前にあったんだから。
レア
7,5点
欠色限定の《真鍮の都》。違いはCマナが生める点。不器用な無色土地だが欠色カードが強いので、あると嬉しいのは間違いない。無色出ることが評価を高める特殊環境でもあるしな。
8,5点
タップインだが2色土地だし、接死はかなりプレッシャーを与えられるナイス能力。色的にも黒緑は個人的に評価が高い。
7点
オーバーキル感が漂う無色土地。それでも単なる土地に何か機能が備わっているのは嬉しいところ。しかし全く色マナが出ないというのが不安で、場合によってはコモン土地の方が頼りになるかもしれない。
8点
土地にして実質パワー4のクロックは流石にやばいか。その分起動は重めなのでなんとも言いにくいところではある。公式では覚醒で強化しようとか言ってる。その場合のダメージは馬鹿にならないんだけど、ミシュランの強みであるソーサリー除去への耐性とのトレードオフになってるし、痛し痒し。
7,5点
タップインも気になるし何より色マナもでない。本家オランと違って複数に乗せることもできない。それでもサイズを恒久的にアップする能力はまぁ、悪くはないか。
8点
手札を切らすことが日常のリミテでこれは流石に強い。おまけに何の間違いかアンタップインなんだってこいつ。
8点
壁になれてパワー4でも殴れる優れもの。起動が重いのが欠点だが、赤白と違って火力なんかにちょっと強いサイズなのは嬉しいね。
無色カードと無色サポートの数から使わせようとする公式の強い意志を感じる。
発売やプレリが楽しみになるカード達だわ。